夏の贈り物といえばお中元。ギフト文化の強い日本ではお歳暮に並ぶ大切な習慣です。
1年の締めくくりのご挨拶という意味のお歳暮に対して、お中元は夏の盛りに日頃の感謝の気持ちと健康を願う気持ちを伝える意味があります。
お中元とお歳暮に大きな違いはありませんが、お中元を贈らずにお歳暮だけを贈るという方も多いようです。特にお世話になっている方にはお中元もお歳暮も贈るのが良いでしょう。
■今年お中元を贈った人・もらった人は各4割。お中元を贈る比率は過去調査と比べ減少傾向。高年代層や九州などでの比率が高い。
■お中元を贈る理由は「感謝の気持ちを表すため」が最も多く、以下「普段ご無沙汰している方へのご挨拶代わり」「相手に喜んでもらいたい」「習慣だから」「今後もよいお付き合いをしたいという気持ちを伝えたい」などが続く。
しかし、ただ贈れば良いというわけではなくお歳暮を贈る際のマナーが存在します。正しいお歳暮の贈り方やマナーを解説しながら、必ず喜んでもらえるおすすめのお歳暮ギフトを紹介します。
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お中元
起源
そもそもお中元の習慣はどうやって生まれたのでしょうか。
お中元は、もともと古代中国から伝わったものが、日本で独自の風習として広まった習慣なんです。
古代中国では、道教の三官信仰（さんかんしんこう）というものが信じられており、陰暦の1月15日（上元：天神様）と7月15日（中元：慈悲神様）、10月15日（下元：水官様）とし、あわせて「三元」と呼んで3体の神様をそれぞれの日に祀っていました。
このうち、中元で祀られる慈悲神様が、仏教の盂蘭盆会（うらぼんえ：お盆のこと）の行事と結びついたものが、日本に伝わり、仏さまへのお供え物を、親類や隣近所の方へお下がりとして贈る習慣が、お中元の始まりとされています。
このことから、現在でも、「お中元」を、「盆供」「盆礼」と呼んでいる地域もあります。
また、お中元を目上の人やお世話になった人に贈るようになったのは、昔の「生盆（いきぼん）」や「生身魂（いきみたま）」といって、生きている先祖（＝親や目上の方など）に贈り物をしていた風習の名残で、「生きていることを喜ぶ」「お互いの無事を祝う」などの意味合いで贈られていました。
こうした風習が、江戸時代に庶民一般の贈答の行事へと広まり、現在のお中元の習慣として定着したといわれています。
参照元：お中元とは？贈る時期や贈る相手は？今さら聞けないお中元マナーをご紹介！ | Hatena & Style
お中元はもともと中国で神様を祀る日とされていて、仏教のお盆に結びついて日本で広まっていきました。現在のお中元はお互いの無事を祝うために親や目上の人に贈り物をする風習が定着したものと考えられています。
お中元のマナー
時期
中元は7月15日とされていますので、お中元を贈る時期は7月15日前後が良いでしょう。
しかし地域によって異なり、関東は7月初旬～7月15日まで、関西はお盆を8月に行うため、7月下旬～8月15日までに贈るのが一般的です。実際のところは今では地域差がほとんどなくなっています。
もし時期を逃してしまっても、立秋（8月7日）までは「暑中御見舞」として、それ以降は「残暑御見舞」として贈ることができます。
のし紙
お中元の贈り物に掛けるのし紙は、紅白の5本（又は7本）で蝶結び（花結び）に熨斗が付いたものを用います。蝶結びは繰り返しあっても良いことに用いられ、御礼などに使用します。基本的にお中元には熨斗をつけますが、熨斗自体に「生モノ」という意味があるため魚介類などを贈る場合は熨斗は付けません。
のし紙には表書きと贈り主の名前を書きますが、通常は上段に「御中元」または「お中元」 、下段には送り主の名前を記載します。
挨拶状
お中元は元来お相手へのご挨拶のためものですが、お中元の品物だけを送ることはお相手への挨拶を欠くことになり失礼にあたるため、お中元には挨拶状を添えて贈りましょう。
通販などでメッセージサービスを利用する場合やご自分で包装される場合は、品物に同封して贈ります。一方、品物に同封することが困難な場合は、別便で手紙かハガキなどで品物が到着する2～3日前に連絡を入れる。かなり親しい人の場合は電話でも大丈夫です。
挨拶状には日頃の感謝の言葉を書き、お中元を贈ったということを知らせるようにしましょう。
お中元で贈る品物
お中元に何を贈ればよいか迷う方も多いでしょう。
お品物選びの一番のポイントは、相手への気配りです。贈る相手が何をもらったら嬉しいだろうかと考えることが大切で、例えば小さなお子様がいるご家庭には子供も食べれるお菓子や、遠方の方には地元の特産品などが良いかもしれません。
お中元に贈ってはいけない品物としては「ハサミや刃物類」です。ハサミや刃物類をお中元に贈ると「相手との縁を切る」という意味になってしまうため絶対に避けましょう。
お中元として人気があるのはビールです。ビールはお中元の代名詞といっても過言ではなく、夏の暑い時期に贈られるビールは喜ばれるようです。
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絶対にはずさないお中元ギフト
お中元ギフトにはビールが人気です。でも、お中元といえばビールというイメージがあるので、人気だからといってビールを贈ると相手の印象に残らない可能性が高いです。
そこで、お酒に合うおつまみを贈ってみてはいかがでしょうか。
なかでもイベリコ豚の生ハムはグルメな人が喜ぶ逸品で、お酒が好きな人にも欠かせないので贈られて困る方はまずいません。
おすすめなのは、スペインのアルトゥーロ・サンチェス社のイベリコ豚の生ハムで、ミシュラン三ツ星レストランのシェフも絶賛するクオリティーです。
お中元に最高級の生ハムを
希少な血統100%の純血イベリコ豚を使用して、最長60ヶ月もの長期自然熟成を経て生まれる究極の生ハムです。ミシュラン三ツ星レストラン「カ・セント」の福本伸也シェフも
赤身の肉の野性的な感じ、独特な熟成感、気持ちいい塩分の濃さ…。 そして何より旨味がすさまじい。この生ハムは間違いない。
とコメントしています。
スパイスが絶妙な香りを醸し出すサラミ
ビール好きな方には特におすすめのサラミ。サルチチョンとはスペインを代表するサラミで、イベリコ豚の精肉と天然スパイスを混ぜ合わせて腸詰めし、乾燥熟成を経て完成します。絶妙な香りが特徴です。
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